ご紹介
がんの診断を受けることで、患者さんとそのご家族の心の動揺は計り知れないものがあります。時に、つらい現実に目をそむけたくなることもあります。外来通院中・入院中にかかわらず、がんの病状や治療に伴う心身のつらさ、そして療養生活全般に対する患者さんとご家族がどのように生活していきたいかという思いを尊重し、多職種と連携して支援をします。緩和ケア認定看護師の役割も持っているため、苦痛症状の緩和にも積極的に対応しながら、患者さんの療養生活の可能性を拡げる取り組みを行います。がん看護専門看護師 内海明美
活動報告
2024年度
昨年から引き続き看護外来を担当しています。がんの診断時、治療中の心身両面の支援、治療と生活の両立や緩和ケアに関する情報提供など、患者さんとご家族にさまざまな対応を行っています。誰かに話すことで気持ちが整理され、治療や療養に向き合えると感想をいただくこともあり、今後も継続して取り組んでいきたいと考えています。専門看護師の役割の一つでもある教育活動では、院内の看護師対象の緩和ケア教育支援(緩和ケアリンクナース育成教育)、院内外の看護師対象の「看護師だからできる意思決定支援」の講義などを担当しました。また看護学校や看護大学院での非常勤講師も担い、院内外の看護師に対するがん看護の知識の拡がりにつながる活動も行っています。