第三放射線 (MRI、マンモグラフィ、骨塩定量、歯科撮影)
MRI
MRI(核磁気共鳴画像)は強力な磁石と電波を使い、血管(血流)や臓器、関節など身体各部を画像化する検査です。
MRI検査はX線を使わないので放射線被ばくがありません。また、コントラストの違う画像が得られたり、造影剤を使用せずに血管の情報が得られるといった特徴があります。
しかし、検査時間が長く音の大きな検査であること、ある条件では検査を受けることができないということもあります(ペースメーカーなど)。 また、検査を安全・安心に受けていただくためにスタッフ一同協力のもとで事前チェックや検査説明を心がけています。
当院では年々増加するMRI検査の待ち時間の長期化の解消及び救急対応への迅速化のために、最新の1.5テスラMRI装置を増設いたしました。令和2年8月3日から稼働を開始してます。この増設したMRIは、これまでの機種にくらべ開口部が大きくなっており閉所感が緩和されました。最新の高速撮像技術により検査時間が短縮され、静音化もあいまって、さらに負担の少ない検査を実現しております。
今回の最新1.5テスラMRIを加え、従来からの1.5テスラ、3.0テスラ の機器を合わせ、3台体制でそれぞれの装置の特性・特徴を生かし画像情報を提供してまいります。
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マンモグラフィ
マンモグラフィは乳がんを診断する方法の一つで、乳房・乳腺専用のレントゲン撮影です。
乳房を圧迫して撮影することにより、触ってもわからないような早期の小さな乳がんやしこりを作らないような病変を発見しやすくします。
また、当院ではトモシンセシス撮影が可能な装置を導入しており、2次検診等の精密検査時に撮影を行っています。
トモシンセシス撮影とは、角度を変えながら複数の方向から乳房を撮影し、収集した画像データを三次元的に再構成することで、乳腺の重なりの少ない画像が得られる撮影技術です。
従来のマンモグラフィでは得られなかった0.5mmごとの断層画像が得られ、これにより腫瘤の辺縁や淡い石灰化などをより詳細に確認することが可能になりました。
骨塩定量
骨の中に含まれているカルシウムなどのミネラル量が少なくなると骨がスカスカになり、骨折しやすくなります。これを早期に発見し、骨粗鬆症の予防・治療に役立てるために行います。
当院では、骨折の多い部位である腰椎と大腿骨頸部を測定します。
検査は台の上に仰向けに寝た状態で行い、検査時間は10~15分程度です。
歯科撮影
当院ではオルソパントモグラフィ(パノラマ)撮影とデンタル撮影があります。