がん看護外来相談の内容
がんの診断技術や治療の進歩などによって、がんが慢性疾患として位置づけられるようになり、その過程をいかに自分らしく生き抜いていくのかが重視されています。がん看護相談外来では、がんと診断された患者さんやご家族の、療養上の心配ごとや不安に対して一緒に考え、ときには受診された診療科にでかけ、解決することに尽力します。
がんと共に生きる多様な道程の中には、どの治療を受けていくのがよいのか、治療を受けながらどのように生活をしていったらよいのか、痛みや苦しみなく過ごすためにはどうしたらよいか・・・様々な心配事や不安が生じることがあって当然です。
患者さん一人一人の生活や生き方を大切に、安心して治療や入院生活、自宅での生活を送ることができるように、ほかの職種とも協働しながら支援いたします。
たとえば・・・
- 病気や治療の説明を聞いたが、もう少し詳しく聞きたい。
- セカンドオピニオン、治療の選択や療養場所について相談したい。
- がんの治療(抗がん剤・放射線治療・手術・緩和)の副作用とその対処方法を知りたい。
- がんに伴う症状(痛み、だるさ、吐き気など)の症状を緩和してほしい。
- 悪い知らせを聞いた後の気持ちの整理を一緒にしてほしい。
- 闘病に伴う気持ちを聞いてほしい。
がん看護相談外来の対象
- がんと診断された患者さん及びそのご家族
- 院内外の医療従事者
保険診療による自己負担について
相談は無料、状況に応じて以下の負担が発生します。なお、料金がかかるときにお知らせします。- がん性疼痛緩和指導管理料:1000円あるいは2000円(月1回)、1割負担100円あるいは200円、3割負担300あるいは600円
- がん患者指導管理料:5000円あるいは2000円、1割負担500円あるいは200円、3割負担1500円あるいは600円